僕はソニーのフルサイズミラーレス一眼であるα7Ⅱを購入する際、最低限の出費で比較的スムーズに移行することができました。
そもそも写真という趣味は、カメラ本体やレンズの他にもなにかと必要な道具があります。レンズやカメラを清掃するためのメンテナンスグッズや撮影に必要な三脚・雲台。記録に必要なSDカード。
パソコンやプリンターなど思いつくだけでも結構あります。
僕の場合は、2年ほどニコンのエントリー機種D3300を使っており、その時にある程度必要そうなアイテムを買っていたのでフルサイズに移行するのも“比較的”らくに済みました。
というわけでどんな道具があるのか、僕が持っているカメラグッズをざっくりとまとめてみます。
これからカメラを始めたい人やフルサイズに移行したい人など、
「こんなものがあるのかー」
「これはあった方がいいよね」
といった具合に参考にしてもらえれば嬉しいです。
必須!メンテナンスグッズ
カメラを買ったら同時に購入しておいた方がいいと思うメンテグッズ。
特にレンズ交換式のカメラであれば買うべきかなと思うものを抜粋しましたよ。
ドライボックスと乾燥剤
レンズやカメラにカビが生えるので必ず買いましょう、といったように勧められる事のあるドライボックスですが、実際のところ使っていればそんなカビが生えるようなことはありません。
僕はそんなことよりも部屋に置いておくことによって付着する埃や塵から守るためにドライボックスを活用しています。
ちなみにドライボックスはフタにゴムが付いていて密閉できる構造になっており、中の湿度を一定に保つため乾燥剤を一緒に入れて使いますので同時購入推奨です。
僕の場合、精度は???ですが数百円の安い湿度計と一緒に収めています。
種類によっては湿度計がくっついたドライボックスもあるのでこれから買うのであればそちらがおすすめ。
レンズペン
レンズ面のゴミや皮脂汚れ除去はコレ一本でOK!本当に便利で誰にでもおすすめしたいアイテム。
レンズやコーティングを傷つけないよう最高級セーム皮チップで使われていて、この部分でふき取り。簡単に汚れを落とせる上使い終わったらキャップつけるだけで自動的にカーボン粉末が補充されてまた使えるようになります。
さらにセーム皮チップの反対側には羊毛ブラシがついていてゴミをササっと払える優れもの。
外出時にとりあえず持っていれば謎の安心感があります。1年以上使っていますがまだまだ現役。一本1,000円ちょっとで楽々快適を享受できるコスパ抜群のアイテムです。
種類がいくつかありますが、最初に買うならレンズペン3かレンズペン3プロキットがおすすめ。
ブロワー
家でも外でも、どこでも使うのがこのブロワーと先ほどのレンズペン。
実を言うとブロワーはカメラを始めた最初の頃持っていませんでした。なぜならその必要性がよく分からなかったから。
エアーで埃やゴミを吹き飛ばすという理屈は分かりますが、それなら口で「ふぅーっ」っとやればいいじゃんと思っていました。なんならレンズペンにくっついているブラシでもいいし。
しかしある時、外で撮影していていつも通り「ふぅー」としたらレンズがめちゃくちゃ曇りました。
理由は結露だったわけなのですが、この曇りが待ってもなかなか取れない。貴重なシャッターチャンスが過ぎていく。
こんな理由からブロワーが必要だと感じて手に入れることに。たかだか1000円前後のアイテムなのになんで買わなかったのか自分に問いたいです。
それからというもの、ブロワーを使うようになりこのアイテムの必要性を痛感しましたね。まず、口で「ふぅー」とするより断然ゴミが取れる。
そして狙ったところに風を吹き付けられるのでボディの隙間などもキレイにできます。あと何気にエアーで吹いている時間が楽しい。
今はまだ大きいブロワーしか持っていませんが、今後は携帯性のある小さ目なのも追加しようかと思っています
。初めて買うなら風量が多い、ハイパワータイプがおすすめ。
レンズクリーニングティッシュ
カメラボディや背面液晶を拭いてキレイにするアイテム。(間違ってもイメージセンサーは拭いてはいけません)
僕が使っているのはアルコール無のペーパークリーナーなんですが、たまにしか使わないですね。
カメラって常に手で触るので汚れるのかなと思いきや意外と汚れないんです。
でも海沿いでの撮影や登山をした日などは入念に拭いてます。
あとカメラやレンズよりもスマホのほうが汚れたりするのであると綺麗に出来て便利ですよ。拭き後がほとんど残らないので綺麗好きなら重宝します。
必要に応じて欲しいグッズ
多くの方が趣味でされている写真やカメラ撮影。
僕も当然趣味の域でやっているのですが、あったらいいなと思い買った商品を紹介。
カメラバッグ
未だにコレだというカメラバッグに出会えていないので、某家電量販店で投げ売りされていたものをとりあえず購入し、仕事に向かう時や近場での撮影で持って行ってます。
安いだけあって大してものも入りませんが、雑に扱えるので今の使用状況を考えると不満はありません。
いずれはオシャレで機能性があるモノを買いたい。
今狙っているのはコレ。20Lと30Lがあるけど、α7Ⅱなら20Lでよさそう。
インナーケース
こちらは普段使っているカバンを簡単にカメラバッグにするアイテム。
僕が持っているのは巾着タイプのソフトインナーケースで、カバンに入れておけば仕切付のカメラバッグに早変わり。
現在はマムートのRockProSE28L(残念ながらディスコン)に入れて使っています。
専用に作られたカメラバッグと比べると、取出しなどに若干手間がかかりますが、比較的安価で既存のカバンを流用できるのが最大の利点です。
カメラケース
今でこそ使用頻度は落ちましたが、このカメラケースにいれて適当なトートバッグにしまえば手軽に出かけられるので重宝したアイテム。
ハンドストラップ
なんかかっこいい
そんな理由で買ったハンドストラップですが

記事にあるように純正ストラップが嫌で、思いのほか役立っているのがこのハンドストラップ。
カメラって片手で持ってると握力を使うので意外と疲れるのですが、ハンドストラップがあることで握りを弱くしても落とさないのでかなり楽になります。一度試してほしいグッズ。
PLフィルター
紅葉を撮りに行く際に購入したもの。偏光フィルターとも。
これは水面やガラスの反射を抑える効果や、色調を鮮やかにする効果があります。
購入した当初はなんでもかんでもつけた状態で撮影していましたが、少なからず画質に影響するので効果的な場面での使用が推奨されます。
三脚
僕が使っているのはマンフロットのbefreeという小型軽量な三脚。
アルミ三脚ですが、重量は1.4kgで登山にも携行しています。
フルサイズ一眼のα7Ⅱと組み合わせても望遠レンズじゃなければ大丈夫かと。三脚もたくさん種類があるので選ぶのが大変ですが、とりあえずこれを買っておけば間違いないと思います。
カラーバリエーションも多く、比較的手が出しやすい?価格帯ですかね。
タイマー付レリーズ
当時D3300で星を撮るために買ったレリーズ。多機能で安価なロワジャパンのものにしました。でも星をグルグルするとかじゃないならこのレリーズは無くても星は撮影できるしあまり使っていません。
α7Ⅱには当然適合しないので新しく買うかどうかは迷っています。使わないなら意味ないし・・・。
現像やデジタル処理に必要なもの
ここからは僕自身まだまだ理解できていない事なのでさしでがましいですがちょこっとだけ触れておきます。
Adobe Lightroom
言わずと知れた現像ソフトLightroom。これとPhotoShopを利用する方が大半でしょうか。
僕は5%くらいしか使いこなせていない上にひたすら終わりのない作業をやっているように感じてしまいます。単に知識が無いだけですが。
現代において写真を趣味とするならばデジタル現像は出来ないといけないと感じます。デジタル処理が当たり前になったおかげもあってか昔は高価なソフトウェアだったにもかかわらず今じゃ月額1,000円ちょっとでLRとPSが使える時代なのですごく助かる。
MacBookPro 13インチ Retinaディスプレイ
最近感じ始めたのですが、現像するとき安物のモニターでは自分が想像している色で表現できません。というのも自宅でMacBookPro(以下、MBP)で現像した写真を別なモニター(安物)で見ると全然色の表現が出来ておらずしょぼく見えるのです。
MBPのディスプレイが正解の色かと言われればそうではありませんが、あまりにもかけ離れた印象だったのでモニターもこだわった方がいいんだと感じ、モニターのキャリブレーション、もっと言えばカラーマネジメントが必要になるんだなと実感しました。
僕自身カラーマネジメントについてはまだまだ勉強する必要があるので言える立場ではないかもしれませんが、要するにせっかく写真をやるならモニターも少しくらいこだわった方がいいよということ。
僕は現像処理における必要スペック、ある程度のディスプレイ性能、そして旅先での持ち運びの事を考えMBPにしました。持ち運びを考慮しないのであればデスクトップのiMac 5kをおすすめします。
まとめ
細かいものを入れたらまだあるのですが、とりあえずこんなもんで。
意外とカメラやレンズ以外にもお金がかかるんですよねえ。それなのにレンズが欲しくなったり三脚が欲しくなったりカメラバッグが欲しくなったり・・・。カメラ趣味は散財すごくて泥沼ですね。
必要なものは人によりけりですが、必須と題したアイテムは間違いなく使えるモノなので、もしこれからカメラ始めようかなという人がいれば参考にどうぞ。
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