αシリーズの『全画素超解像ズーム』を使えば画質劣化無しで単焦点レンズもズーム可能に?

カメラ・写真

 

以前、写真プレビュー時における拡大表示を簡単にするやり方をご紹介しました。

 

今回もちょっとくらい役立つかなという情報を発信していきます。

どんな内容かというと、写真を撮っていて

 

「ここでもっと寄れたらなあ」

 

とか

 

「余計なものが写り込んでしまうからズームできたら…」

 

なんて思うことがしばしばありますよね。そんな時に使えるテクニックです。

 

*本記事の内容はα7Ⅱをもとにしているのでご了承ください。

 

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全画素超解像ズームについて

デジカメのズームにもいろいろ種類はありますが、ソニーのαシリーズには全画素超解像ズームという機能がついています(厳密にはαシリーズだけでなく、ソニー製品各種にある機能です。また他社にも似たような機能はあります)

 

今回、この機能を使って擬似的に単焦点レンズをズームレンズ化させる方法を簡単に紹介します。

もちろん単焦点レンズだけでなく、ズームレンズにも応用可能です。

 

SEL70200Gなどの望遠端200㎜の場合、画像サイズLで最大2倍の400㎜相当(APS-Cならフルサイズ換算600mm!!)の画角を得ることができるので知らない人は覚えておいて損は無いですよ。

 

ただし、後述しますが使用上の縛りがあります…。

 

ズームの種類を確認してみる

まずズームといってもいろいろあるのでその違いから見ていこうと思います。

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α7Ⅱのズームメニュー

上の画像のように、α7Ⅱには

  • 光学ズーム
  • 全画素超解像ズーム
  • デジタルズーム

という3つのズームがあります。それぞれメリットデメリットがあるので解説。

光学ズーム

光学ズームとは、つまりレンズの焦点距離を変えること。

レンズを手でくるっと回して伸びたり縮んだりするアレです。これにより、光学的に拡大することができます。

 

ソニーでいうと、SEL2470GM(24mm-70mm)やSEL70200GM(70mm-200mm)などのズームレンズがそれに当たります。

光学的に拡大するのでもちろん画質の劣化はありません(厳密にいえば、ズームレンズの焦点距離によっては描写が微妙に違うようですが)

 

光学ズームのポイント

  • 光学ズームだから画質劣化無し
  • 明るいズームレンズだと価格が高い(&重い)

 

デジタルズーム

続いてデジタルズームについて。光学ズームよりは聞き馴染みがあるでしょうか。

 

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このズームの正体は元のデータを拡大処理してズームしていること。つまり上の画像のように、引き延ばしているだけなので同じ大きさに表示すると著しく画素数が減ってガサガサな写真になってしまいます。

出来れば積極的には使いたくないですね。

 

デジタルズームのポイント

  • 通常よりもズームできる
  • 画質が劣化する

 

全画素超解像ズーム

続いてソニーさんネーミングの全画素超解像ズームについて。

仕組みとしては、写真を構成しているすべての画素を解析、解像感を保ったまま拡大するとのこと。

これによって画質はほとんど劣化しません。ほとんどということで、少しは影響があるようですが僕の閲覧環境では違いはあまりわかりませんでした。

 

この全画素超解像ズームですが、画像サイズによっても倍率が変わります。

 

  • Sサイズ=4倍まで
  • Mサイズ=3倍まで
  • Lサイズ=2倍まで

大きくプリントしたい場合はLサイズにしておくなど目的ごとに変えてみても良さそうです。

良い事ばかりでなく、デメリットもあります。

 

RAWでは保存できない点。

 

そのため、記録写真程度にしか使えない問題も。あとでしっかり現像・レタッチをやりたい人はこの手段は使えませんね。

もう一つ注意点があり、

 

フォーカスエリアが中央部固定になってしまうこと。ただしマニュアルフォーカスは可能。

 

全画素超解像ズームのポイント

  • 画質の劣化ほとんど無し
  • 画像Lサイズで最大2倍までズームできる
  • 保存形式がJEPGのみでRAW保存できない
  • オートフォーカスが中央固定になってしまう

 

αシリーズの全画素超解像ズームを試してみた

では、ここで全画素超解像ズームを実際に試してみたのでご覧ください。

 

使用機材

カメラ:α7Ⅱ
レンズ:SEL55F18Z
焦点距離:55mm

全て三脚使用で同条件です。

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△通常(ズーム無し)

 

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△全画素超解像ズーム(1.4倍)

 

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△全画素超解像ズーム(2倍)

 

さすがに2倍だと110mm程なので、55mmと比べるとだいぶ寄れました。

 

しかし、画質の劣化はこの画像だけでは分かりづらいので、それぞれ同じ部分を等倍にして並べてみました。

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1.4倍の写真がなんだか荒いのはたまたまなのか調査中。風が強かったのでもしかしたらブレたかも。

素人目だと1.0倍と2.0倍を比べても差はほとんど感じられませんね。

 

というわけで、全画素超解像ズームはほとんど劣化しないというのは本当のようです。

全画素超解像ズームの設定方法

さて、せっかくなのでこの全画素超解像ズームの設定方法を載せておきます。

まず、初期設定だと『光学ズームのみ』が有効となっているので全画素超解像ズームを有効にする作業から。

 

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△ズーム設定を選択

 

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△全画素超解像ズームを選ぶ

これで有効にできました。

続いて、いちいちメニューを開いてズームを有効にするのはめんどうなので、適当にカスタムキーにでも『ズーム』を設定しておくといいと思います。

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僕の場合はC4に割り当てました。理由はC4を普段使っていなかったからw

 

これでカスタムキーを押すだけで全画素超解像ズームが呼び出せるように。

まとめ

長ったらしい名前ですが『全画素超解像ズーム』どうだったでしょうか。

僕はこの機能、かなり重宝しています。

というのも、旅行など記録写真として撮りたい場合に僕が持っているレンズだと最大でもフルサイズ換算で55㎜までと望遠側が著しく足りていないから。

全画素超解像ズームを使えば2倍の110㎜まで寄れるのでかなり便利です。

 

最高画質を要求されないのであれば十分使える機能だと実感していますので、覚えておいて損は無いですよ。

 

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